(初版2014年4月14日)
~理論への門戸を大きく開く入門書~
近年の実験施設の充実に伴って,物理学・化学・材料科学・生物学など幅広い研究分野で使われるようになった「散乱実験」.数学・物理学を専門としない利用者にとっては,散乱現象やその解析手法はブラックボックスになってしまうことも多い.本書では,散乱理論を多様な読者が学べるようとことん平易に解説.散乱実験に携わる学生・研究者のニーズに応えるテキストとなっている.
《本書の特長》
・物理学・数学の知識を前提とせず,フーリエ変換や複素数なども一から説明
・結晶性物質だけでなく,液体やアモルファスからの散乱についても章を設けて解説
・線源や対象ごとに異なる散乱機構を,できるだけシンプルに理解できるよう統一的に説明
――日本の第一人者らによる翻訳.