●○さまざまな演習を解いて実践的計算テクニックを身につける!○●
演習中心の入門書・テキストとして好評の「演習で学ぶ基礎制御工学 新装版」の実践編!
たとえば,制御系の共振値やゲイン余裕,位相余裕を知るには,それらを求める計算式を理解し,その式に当てはめて求めます.テキストでは学びやすいこの流れになっています.
一方,実際の設計では,与えられた設計仕様を満足するように制御系を構成するので,指定する共振値や安定度を満たす制御系設計手法が必要になります.
本書では,後者のように,実際の設計や深い理解を意図し,テキストとは違った流れの演習を用意し,より実践的計算テクニックが身に付くようになっています.
■その他の特長
・逆ラプラス変換をする際に避けて通れない部分分数への分解.重根がある場合への対応を含め,ヘビサイドの展開定理の適用例を数多く扱っています.
・システムの特性を把握するための重要なツールであるベクトル軌跡.パラメータを変えるときのベクトル軌跡の形状変化を扱うことで,その本質に迫ります.
・通常のテキストと逆の,与えられたボード線図から伝達関数を推定する問題を扱うことで,ボード線図をより深く理解し,使いこなす技が身に付きます.
・最終章では,全体をふまえた総合演習を収録しています.