有限要素法を基礎理論からきちんと理解するのにおすすめの一冊です.
構造解析において必要な「力学」と「有限要素法」を,例題を通してわかりやすく説明したテキストです.各章の要所には,手計算できる例題が掲載してあり,具体的な計算結果を確認しながら自学自習ができます.
まず,イメージしやすい1次元を解説し,そこから2次元,3次元へと拡張することで,図解やイメージが困難な多次元の有限要素法の理論が無理なく理解できるようになっています.
多次元を理解するうえで,混乱の原因となるテンソルなどの数学的な知識も,必要に応じて付録などで補足しています.