地球温暖化への対応や,海域環境の保全など,近年直面している新たな問題も踏まえた,これからの時代に向けた海岸工学のテキストです.波の理論の詳細は付録として収めるとともに,港湾施設や沿岸環境の章を設けて,海岸にかかわる工学的知識の全体像を理解できるように工夫しています.
序章 海岸工学で何を学ぶか
1章 海岸・沿岸域での力学現象
2章 沿岸災害と減災方法
3章 海浜変形と底質移動
4章 港の施設の設計・建設と利用
5章 沿岸域の環境と保全
付録A 海岸工学で用いる流体力学のまとめ
付録B 微小振幅波理論に関する補足事項
付録C 海岸工学を学ぶ際に覚えていると便利な事項