「大きなエアギャップ」で「高効率」かつ「大電力」の電力伝送を達成するための原理と技術を,体系的に一から解説.
◎実際の設計で活きる詳細な解説
・ワイヤレス電力伝送に必要な制御方法の解説.
・周波数特性やエアギャップにおける電力や効率の変化を,実験データを用いて紹介.
・不可能とされた所望電力と最大効率の同時実現方法を説明.
・受電側のみで制御するために,パラメータを推定する方法を説明.
・オープンタイプコイルとショートタイプコイルの性質の違いと,回路設計での注意点を解説.
・回路方式ごとの特徴や,中継コイルを設置したときの性能などを比較.
――さまざまな条件下で最大電力や所望電力を実現するための,設計の方法や考え方がわかります.
◎基礎知識から丁寧に解説
・ワイヤレス電力伝送技術の概要や,磁界共鳴方式と電磁誘導方式との違いを説明.
・高周波の損失となる表皮効果と近接効果の原理を解説.
・回路設計の観点でみた電磁気学や電気回路の基礎知識を解説.
・ファラデーの法則からワイヤレス電力伝送までを一冊で理解が可能.
――初学者でもつまずかずに理解できる内容構成になっています.
基礎原理から実際の設計に必要な知識までを理解できる,ワイヤレス電力伝送に関わるエンジニア・研究者必携の一冊.