数値流体力学(CFD)の実践的応用,とくにマルチフィジックスCFDとよばれる,化学反応や相変化などを伴う熱流動問題への応用を中心として,それに必要となる知識を基礎から体系的に解説します.
実際にプログラムを作成するうえで重要な,各種の数理モデルや式の導出過程を省略することなく説明し,計算に用いる差分式や行列のほぼすべてを記載しています.
具体的な計算例も豊富に示されており,それぞれの解法がより深く理解できます.
CFDの研究開発・応用に携わる技術者・研究者にとって貴重な内容を収めた一冊です.