エアロゾルの特性,挙動,測定方法について,基本となる物理的・化学的原理から測定に用いる機器までを詳解.
数学的・物理的な解析はもちろんのこと,章末の演習問題により,エアロゾルの性質を定量的に表すことの重要性も理解できる.
ハーバード大学での講義ノートがベースになっており,「技術」「科学」の両面をバランスよく丁寧に解説.
環境科学関係の研究者・技術者だけでなく,これからこの分野に従事する初学者にも最適な一冊.
[原著]Aerosol Technology, 3rd Edition (John Wiley & Sons, 2022)
第1章 序論
第2章 気体の性質
第3章 粒子の等速運動
第4章 粒径分布の統計
第5章 粒子の加速運動と曲線運動
第6章 粒子の付着
第7章 ブラウン運動と拡散
第8章 熱泳動力と輻射力
第9章 濾過
第10章 サンプリングと濃度の測定
第11章 呼吸器系への沈着
第12章 凝集
第13章 凝縮と蒸発
第14章 大気中のエアロゾル
第15章 電気的性質
第16章 光学的特性
第17章 エアロゾルの全体運動
第18章 粉塵爆発
第19章 バイオエアロゾル
第20章 粒径の顕微鏡測定法
第21章 試験用エアロゾルの発生