有限要素法による流体‐構造連成(FSI)問題の解析について,その基礎から応用までを体系的に解説.「定式化」「離散化」「流体と構造の連成」という三つの課題を中心に,豊富な実例を交えて説明する.
第1章 流体と構造の支配方程式
第2章 静止領域問題の有限要素法の基礎
第3章 アイソジオメトリック解析の基礎
第4章 移動境界/界面のためのALE法とspace-time法
第5章 ALE法とspace-time法によるFSI
第6章 高度なFSI法とspace-time法
第7章 FSIモデリングの一般的な適用と例
第8章 心臓血管系のFSI
第9章 パラシュートのFSI
第10章 風車の空気力学とFSI