ロボットや工作機械の機構として注目されている「パラレルメカニズム」をまとめた初の書籍.
パラレルメカニズムは,高剛性,高精度,高出力などの特長をもち,さまざまな分野への応用が期待されています.
しかし,ロボットアームなどのシリアルメカニズムに比べて構造が複雑であったり,同様の方法で設計・制御することが難しいなどの問題もあります.
本書では,なじみのあるシリアルメカニズムと比較しながら,パラレルメカニズムの特徴,設計方法,運動解析および評価方法まで丁寧に紹介します.
抽象的な記述にならないように具体例をあげながら説明していますので,実際に設計・制御する際に役立てることもできます.
ロボット工学に携わるエンジニアにぜひ読んでほしい一冊です.