形状全体を設計対象として最適形状を求めることができる有効な手法,「形状最適化」の理論を体系的にまとめた,日本初の書籍.弾性体や流れ場を対象にした連続体の形状最適化問題について,その構成法と解法を基礎から丁寧に解説.数学的に正確に記述しながら,力学の例題を用いて解説をおこない,工学系の読者が理解できるよう工夫している.形状設計にかかわる技術者や研究者,学生にとって有用な一冊である.
第1章 最適設計の基礎
第2章 最適化理論の基礎
第3章 数理計画法の基礎
第4章 変分原理と関数解析の基礎
第5章 偏微分方程式の境界値問題
第6章 数値解析の基礎
第7章 抽象的最適設計問題
第8章 密度変動型の位相最適化問題
第9章 領域変動型の形状最適化問題