幾何公差はグローバルスタンダードな製図則であり,製造業の国際化に際してその必要性はますます高まりつつあります.
幾何公差の意味と表記方法はもちろん,汎用の計測器や3次元測定機を用いてそれぞれの公差を測定する方法についても丁寧に紹介しているのが本書の大きな特徴です.
『どのように加工するか』
『どのように計測するか』
設計者がそのような視点をもつことで,図面の品質向上だけでなく,工数削減による大きなコストダウン効果も見込めます.
設計者だけでなく,設計意図が込められた図面を受け取る『加工』『計測』部門のエンジニアにもおすすめの一冊です.