都市環境デザインシリーズ 構造力学

紙版

立命館大学教授 博(工) 伊津野 和行 (著)

立命館大学教授 Ph.D 野阪 克義 (共著)

定価 ¥ 2,640
ページ200
判型
ISBN978-4-627-41511-9
発行年月2009.01
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内容
目次
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正誤表
 私たちの身のまわりには数多くの構造物が存在します。橋やビル、ダムなど、その種類は様々です。しかし、それらの構造物がなくなってしまえば、現代社会の生活は成り立ちません。
 それでは、構造物はどのように作られるのでしょうか。川に渡しただけの木の板の上を歩いて、向こう岸まで行こうと思いますか。おそらく、怖くてできないでしょう。単に構造物が存在すれば良いのではなく、その構造物は安心で安全なものでなくてはなりません。
 そこで、必要となる学問が構造力学です。構造力学はあらゆる構造物を考える上で、基本中の基本となる学問です。安心で安全な構造物は、構造力学なしでは決して作ることはできません。そのため、土木や建築に関わりのある学生は、きちんと構造力学を学ぶ必要があります。それが、これからの建設業界を担うあなたたちに求められる能力の一つです。
 コンピュータが発達した現在、条件を入力すればコンピュータが自動的に構造計算をしてくれます。そのため、実務設計において、手計算で構造計算を行うことはまずないでしょう。しかし、手計算をすることがないからと言って、計算方法を知らないで良いと言うことにはなりません。コンピュータで計算された答えが正しい答えなのか、判断できなければなりません。ひょっとすると、一つの入力ミスによって、とんでもない結果が出てくるかもしれません。その時に、「おかしな結果が出た」ことに気付くことが大切です。そのためには、自分の頭で計算方法を理解し、正しい答えを求める感性を養わなければいけません。
 本書は、構造力学の基礎を学ぶための教科書です。構造力学をきちんと理解してもらえるように、本書には次のような特徴があります。
・わかりやすいように、2色刷りの図でていねいに解説しています。
・はじめて構造力学を学ぶ人がつまずきやすいところには、理解するための“ポイント”を設けています。
・基礎を理解して、さらにステップアップしたい人のために“応用”事項を記しています。
・関係がないように見えて、実は構造力学に関わる身近なことがらを“コラム”として紹介しています。
・具体的な演習問題を繰り返し解くことで、構造計算に慣れることができます。
 これから学ぼうとしているのは、人の命を守るための工学だという意識を絶対に忘れてはいけません。安全な構造物を作る第一歩をここから始めよう!!
第1章 構造力学とは
第2章 構造物を支える力
第3章 構造部材に生じる力
第4章 部材断面の大きさと形
第5章 梁の変形
第6章 仕事とエネルギー
第7章 不静定構造物
第8章 座屈
第9章 移動荷重と影響線
第10章 骨組構造解析

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