(初版1987年12月刊行)「種の起源」の著者,ダーウィンが71歳(1880年)の時に出版した“The Power of Movement in Plants”の日本初出の翻訳書で,植物の生長生理学の古典であり原典である.植物が動かぬ物と考えられていた当時に,あらゆる植物のすべての部分は生長している限り運動していることを明らかにした画期的な本である.
第I章 芽生えの回旋運動
第II章 芽生え運動と生長に関する一般的な考察
第III章 幼根の先端の接触などの刺激に対する感受性
第IV章 生長を終った植物各部分の回旋運動
第V章 回旋運動から変わってきた運動:よじのぼり植物;上偏生長および下偏生長による運動
第VI章 回旋運動から変わってきた運動:睡眠運動,すなわち暗屈性運動とその効用;子葉の睡眠
第VII章 回旋運動から変わってきた運動:本葉の暗屈性運動,すなわち睡眠運動
第VIII章 回旋運動から変わってきた運動:光刺激による運動
第