発行から30年以上、世界中で親しまれてきた計算化学のバイブルFrank Jensenの「Introduction to Computational Chemistry」がついに翻訳。
全19章、900ページ超の大ボリュームで、力場法、分子軌道法、密度汎関数法など、多岐にわたる手法を網羅。各手法の基礎理論だけでなく、手法どうし、あるいは手法内でパラメーターを変更した場合の計算結果も詳細に提示されているので、GaussianやGAMESSを使う際の手法選択のよりどころになるでしょう。
大学院生や研究者の方のリファレンスに最適な一冊。
[原著]Introduction to Computational Chemistry, 3rd Edition (Wiley, 2017)
第1章 序論
第2章 力場法
第3章 Hartree–Fock理論
第4章 電子相関法
第5章 基底関数系
第6章 密度汎関数法
第7章 半経験的方法
第8章 原子価結合理論
第9章 相対論的方法
第10章 波動関数解析
第11章 分子特性
第12章 概念の例示
第13章 最適化技法
第14章 統計力学と遷移状態理論
第15章 シミュレーション技法
第16章 定性的理論
第17章 数学的方法
第18章 統計とQSAR
第19章 おわりに
付録A 記号
付録B 変分原理
付録C 原子単位
付録D Z-マトリックスの構築
付録E 第1量子化と第2量子化