変分法の基礎から応用までを詳しく解説した書籍.第1部「変分法」では,数学的な理論を基礎から包括的に解説.幾何や物理の例も交えながら,多様な変分問題について詳細に述べる.第2部「変分原理と解析力学」では,歴史に沿って力学に変分法を導入したうえ,弾性体力学,電磁気学など幅広い応用について取り上げる.例題や演習問題も豊富に掲載し,自習がしやすいようにした.変分法そのものの理解はもちろん,ニュートン力学と解析力学のギャップを埋めることにも役立つ1冊.
第1部 変分法
第1章 変分法基礎
第2章 基本理論
第3章 一般化された変分問題
第4章 直接解法(微分方程式の近似解法)
第2部 変分原理と解析力学
第5章 フェルマーの原理と最小作用の原理
第6章 解析力学の形成
第7章 変分原理による物理学諸分野の定式化