数多くの名著の著者として著名なマックレーン教授が,現代数学の各部門にわたってその基礎概念を縦横に論じたもの.数学の構造,性格,および各部門の関係を数学と哲学の両面から論じ,数学の起原から現代数学までを概観しながら,それぞれの問題の本質を明らかにした.現代数学全般に精通した原著者のライフワーク.
第1章 形式的構造の起源
第2章 整数から有理数へ
第3章 幾何学
第4章 実数
第5章 関数,変換および群
第6章 微積分学の諸概念
第7章 線形代数
第8章 空間が有する形式
第9章 力学
第10章 複素解析とトポロジー
第11章 集合,論理,圏
第12章 数学のネットワーク