物理学,学習理論,情報学など,多様な分野に共通の数理構造として登場することで知られる「ランダム行列」.本書ではその基礎だけでなく,ランダム行列が
・どのような分野で,どういう問題意識のもとで研究されてきたか
・最先端の物理学,情報学,統計学にどのような進化をもたらすか
にも焦点を当てて解説する.
――第一線で活躍する5名による共著.
第1章 ランダム行列への入り口
第2章 ランダム行列の普遍性
第3章 ランダム行列への情報統計力学的アプローチ
第4章 情報学からのランダム行列入門
第5章 ランダム行列と学習理論