書籍情報

脳はこうして学ぶ

学習の神経科学と教育の未来

コレージュ・ド・フランス教授Ph.D.スタニスラス・ドゥアンヌ(著) 松浦 俊輔(訳) 国立障害者リハビリテーションセンター研究所博(医)中村 仁洋(解説)

  • 400ページ

書籍のカテゴリー

  • 情報工学・コンピュータ

    人工知能・神経・認知科学

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なぜ人間の子どもは、(今の)AIより学ぶのがはるかに上手いのか?
『数覚とは何か』、『意識と脳』のスタニスラス・ドゥアンヌ教授、学習と教育を語る!


ディープラーニングを実装した最新のAIに比べ、人間の子どもは格段に効果的に、かつ深く学習する。なぜ人間の脳は(現行の)コンピュータより学ぶのが得意なのだろう? 身の回りの人の顔をおぼえたり、母語の発音をおぼえたり、数字の記号をおぼえたりするとき、脳のなかでは何が起こっているのか?

近年、神経科学は、徐々に脳の学習機序を明らかにし始めている。幼児からの経時的な脳測定、特殊な環境のもとで育った人の追跡調査、脳損傷を負った人々の調査などから、人工ニューラルネットと脳の違い、学習がとくに進む「感受期」の脳のシナプスの張り方、進化から受け継いだ脳回路を私たちが「リサイクル」して使っている様子など、多くのことが見えてきた。

脳のもつ驚くべき柔軟性と、進化的に課された制約――その両方を踏まえることで、「教育」にはどんな示唆が得られるだろうか。果たして、私たちは神経科学に適う方法で、子どもたちを教えているのだろうか?

数学・読字・意識など、脳の各種能力について数々の発見・新理論の構築をしてきた神経科学者が、いよいよそのすべてを包含するテーマ「学習」に挑む。そして、真の意味で神経科学に根差した教育の未来を提示する。

第Ⅰ部 学習とは何か?
第1章 学習の七つの定義
第2章 今のマシンより脳の方がうまく学習する理由

第Ⅱ部 脳はいかにして学習するか
第3章 赤ちゃんの見えざる知識
第4章 脳の誕生
第5章 育ちの出る幕
第6章 リサイクルする脳

第Ⅲ部 学習の四本柱
第7章 注意
第8章 能動的関与
第9章 誤りフィードバック
第10章 定着

結論 教育と神経科学の協調

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