森北出版株式会社
i-mode site
書籍検索 月別新刊 ダウンロード テキストご検討の先生方へ ご購入方法 採用情報
http://www.morikita.co.jp
書籍検索
カテゴリ検索
科学一般
数学
数値計算・計算力学
理学
計測・制御
工学・技術一般
経営工学
土木工学
建築学
機械工学
電気・電子工学
情報工学・コンピュータ
インターネット
環境
語学
宗教・その他
ハンドブック・辞典
FD/CD付きの本
オンデマンド本
コピーするには・社告
談話室
新刊案内メール
お問い合せ
会社案内
アクセス
リンク
プライバシーポリシーとサーバ運用のご案内
ENGLISH PAGE
i-mode site

「電気エネルギー工学 -発電から送配電まで-」

まえがき詳細目次


はじめに

 本書は,電気電子工学の分野で電力工学,電気エネルギー工学,エネルギー変換工学,発電・送電・配電工学などを学ぼうとしている大学,高等専門学校の学生,あるいは社会で活躍中であり,これらの学問を基礎から学びなおしたいという人のために,教科書として執筆されたものです.

 大学の電気関係学科では,極めて多岐に広がった電気関係分野に対応するために科目数が増大し,一つの分野に充てられる時間は削減を余儀なくされているのが実情です.しかも削減対象としては,電力工学や電気機器といった旧来の科目が目立っています.

 では,電力工学などは,他の学問分野のようには発展していないのでしょうか.決してそのようなことはありません.燃料電池や超電導機器など,化学や固体物性工学などの領域まで取り込んで,拡大発展を続けているのです.しかも,十分成熟した電気エネルギーの発生・輸送システム技術でさえも,環境問題とりわけ地球温暖化防止という,人類の未来を左右する課題にとりくむ必要があり,一層の革新的な技術開発が望まれる分野なのです.

 このようにみてくると,従来からの「電力工学」の科目を想定した教科書は,現在の状況に必ずしも十分適合しているとはいえないと思われます.また,新しい領域の内容を盛り込むために,表面的知識のみを与え,基礎学理を省略するような記述は,読者の今後の応用力や革新的着想の助けにはならないと想像されます.

 著者らは,神戸大学工学部電気電子工学科において,電力工学の講義を担当してきましたが,その内容をもとにして,上記の注意点に配慮しながら新たに執筆したものが本書です.この分野の新しいトピックを多く取り込む一方で,基礎知識が十分身につくように基礎事項を丁寧に記述しました.とくに,従来にも増して必要性が高まっている環境保全,省エネルギー技術や,国際協力のもとでの推進が本格化した核融合発電開発などについては,記述を詳しくしました.

 つまり本書では,電力工学の内容を電磁気学,熱力学などの学問体系の基本から出発して論理的に解説するとともに,電気や磁気エネルギーの応用に関する新しい課題を多く取り上げています.本書のタイトルの「電気エネルギー工学」には,このような意味を込めています.また,本文中の重要語を示す太字は電気主任技術者試験(電験)III種電力分野の問題中のキーワードを含むように,そして,例題や演習問題には電験III種の問題や同程度のものを多く取り上げ,受験者のガイドとなるようにも工夫しました.

 本書が,電気エネルギー工学の新しい展開に向けて力を発揮していただける若いエンジニアが育つための,ささやかな一助になればと祈念するものであります.

 本書では,多くの優れた成書の内容を引用させていただいており,それらの文献を巻末にまとめるとともに,ここに感謝の意を表します.

 また,関西電力(株)および(株)きんでんからは多くの写真や資料の提供をいただき,さらに有益な助言もいただいたことに深く感謝いたします.また,大阪ガス(株),中部電力(株)からも同様に提供いただき,感謝いたします.本文中の図やイラストの原図作成,演習問題作成には,京都大学文学学士四ッ谷純子氏,神戸大学大学院工学研究科中本聡助手,神戸大学大学院博士前記課程辻晃弘君,面屋大輔君の協力を得ました.最後になりましたが,本書の出版の機会を与えていただきました石井智也氏,青木玄氏ほか森北出版(株)の皆様に謝意を表します.
2008年4月
編著者


目次

第1章 電気エネルギーの発生と利用
1.1 エネルギー,仕事,パワー,電力
1.2 エネルギー資源
1.3 エネルギーの消費と地球環境
1.4 電気エネルギーの発生
1.5 電気エネルギーシステム
演習問題1

第2章 現用発電方式
2.1 水力発電
2.2 火力発電
2.3 原子力発電
2.4 発電用電気機器
演習問題2

第3章 再生可能エネルギーによる発電
3.1 太陽光発電
3.2 風力発電
3.3 波力,潮汐発電と海洋温度差発電
3.4 その他の発電
演習問題3

第4章 次世代発電方式
4.1 燃料電池
4.2 MHD 発電
4.3 核融合の基礎
4.4 核融合発電
演習問題4

第5章 エネルギー貯蔵
5.1 貯蔵の必要性と方式
5.2 電池
5.3 フライホイール
5.4 キャパシタ
5.5 超電導コイル
演習問題5

第6章 電力輸送と変電
6.1 電気エネルギーシステム
6.2 変電所
6.3 変換所
演習問題6

第7章 送電とその安定性
7.1 送配電系統の構成
7.2 送電方式
7.3 送配電設備
7.4 伝送特性
7.5 安定性
7.6 故障計算
7.7 電気エネルギーシステムの経済的運用
演習問題7

第8章 配電
8.1 配電方式
8.2 電圧変動
8.3 経済性
8.4 配電設備の運用と利用
演習問題8

第9章 エネルギーの効率的供給と利用
9.1 現用システムの改良と環境対策
9.2 分散型電源とコージェネレーション
9.3 ヒートポンプ
9.4 次世代自動車と電車
演習問題9

引用・参考文献

演習問題解答

さくいん

アップデート:2009/04/08

※Internet Explorer 5.0以上・Netscape 7.0 以上でご覧下さい.
※当サイトに掲載されている画像・文章等の無断転載はおやめ下さい.
Copyright(c) 2003-2007 Morikita Publishing Co., Ltd. All Rights Reserved.